雨音に気づいて 遅く起きた朝は
まだベッドの中で 半分眠りたい・・・
(ユーミンはつくづく優れた詩人だと思う・・・)
もう十数年も昔になるけど、「ツインピークス」にはまりまくったな〜
カイル・マクラクラン演じるクーパー警部(だっけ?)が毎回食べるチェリーパイ。
サクサクしたパイ生地、毒々しいまでに濃厚な色のアメリカンチェリー・・・
本当に美味しそうだった。
当時、パン屋さんもこぞってチェリーパイ売り出したりしたものだったわ。
・・・と「そこかいっ?!」ってツッコミ入れられそう。
そこだけではもちろんありませんが。
実にユニークな登場人物だらけ、精神がフツーでない人たちばかり、、、
(ははは・・・私自身、病的なものが好きなのか、
だから病んでる人が寄ってくるのか・・・といやいや納得)
当時仲良くしていた異種格闘技の人たち(?性別、年齢さまざまな・・・)と、会う度に、ストーリーだの登場人物についてだの、大盛り上がり大会で話したものだった。
レンタルビデオ屋さん行っても揃ってなくて、観たい巻はいつもレンタル中。
本当は4巻観たいけど、ないから5巻借りとこうかしら?観ないで。。。
なんて思ったりもしたものだったわ・・・(^^;
しかし、どうも私は、デヴィッド・リンチ監督とクエンティン・タランティーノ監督がごっちゃになってしまう。
どちらもカンヌで賞とったんだっったかしら?
狂気な感じ、壊れた登場人物が出てくるって点が似てると思うし、どっちの作品も気持ち悪かった。
「パルプフィクション」は、吐きそうなほど。
それがトラウマのように今も残っている。
それだけのインパクトを植え付けることの出来る作品だから、評価されるんでしょうねぇ・・・たとえそれが不快感であっても。
これも病的で良かったわ。
禁断の世界に巻き込まれたヒロイン。だけど、抜けようとすれば抜けられるのにあえて抜けない・・・すでにその魅力に囚われてしまってる・・・
「愛の嵐」とか「ラストタンゴインパリ」とか・・・それとも共通する世界。
昨年だったかしら?メトローマンスのゲストに高岡早紀さんが出演されて、加藤和彦と故奥様が作ったという曲を披露された。その後、ヨタロウ氏が「ブルーベルベットみたい」と評したの。
憂い漂う表情と歌声の高岡早紀嬢がイザベラ・ロッセリーニなら、
さしずめヨタロウ氏は、デニス・ホッパー・・・
うん、実にそんな感じでありました。
同時期だかその後だったか、はまりまくったといえば「NIGHT HEAD」
毎週、毎週、本当に愉しみだった。
放送後の翌日は、ネットで大盛り上がり大会。(うーん、今から思えばヲタク?)
映画化されたときには、「ツインピークス」も「NIGHT HEAD」も映画館へ観に行った。
でも、どちらも不発に終わった。。。。
あのわくわく感、臨場感は、毎回続くお楽しみがあいまってるのね、
それを二時間に凝縮するのは無理。
どうも世界が違いすぎちゃって。。。
ツインピークスは、いっぱい謎や伏線が残されていたので、映画観たら全て解明できるって、勝手に思い込んじゃったのね。。。
特に好きだったのは、チェスの名手、ウィンダム・アールの伏線だったのだけど。。。
そして当時「世界一美しい死体」と言われたローラの生前の姿も描かれていたけれど、あまり美しくはなくてちょっとがっかりだった、、、(ダイナーで働くお友達の方が綺麗だったわ)
今あれほどまでにわくわくドキドキ・・・ってする、映画やお芝居がない。
当時は連日お芝居にも行ってたし・・・なんでしょう、あのエネルギーは・・・
若かった、の一言で片付けてしまうには、ちょっとかなしい
あの頃のわたしにもどって、あなたにあいたい
かえるわ
あの日に。。。
あの頃、レンタルビデオでも中々借りられなかったんだよね(笑)
ワイルドアットハートも衝撃だった。。。ローラ・ダーンがこの映画のイメージついちゃって、ジュラシックパークに出てたのが別人に思えましたもの。
カイル・マクラクラン、「デスパレートな妻たち」に出てたよ!
何気なしに見てたら、見たことある人が出てきたからびっくりしちゃった☆