Obscure Desire Of kanna・Lacey

kanna・Laceyの密かな愉しみ

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2017.03.29 Wednesday

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    2013.12.18 Wednesday

    観劇記〜「授業」

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      終演後の傳田”マリー”うにさん & 山岸”JK広末涼子”門人さん
       素敵な笑顔、どうもありがとうございました!!
       とても気に入ってる写真。すごく良いショットだと思っている。(自画自賛)
      いいカメラでなくて残念だけど。

      うにさんが
      ”いい写真!もんちゃんが死んでこの写真みたら泣けるくらいいい写真!”
      て、仰ってくださった。嬉しい!!

       


       


      12月14日(土)

      「授業」
      作:ウジェーヌ・イヨネスコ
      演出:鈴木勝秀

      教授・・・ヨシダ朝
      女学生・・・山岸門人
      マリー・・・・傳田うに

      ソワレ
      @アツコバルー


      ヨシダ朝さん
       スズカツさんのお芝居にはかかせない役者さん。
      最初に拝見してから二度お名前がかわられている。が、
      昔とちっとも変わらない鋭い眼光、シャープなお顔立ち
      そこに初老の教授を演じるのにぴったりな渋さが加わってらした。

      山岸門人さん
      昨年だったか、阿佐ヶ谷に”シェキーラ”観に行ったんですよ、と言ったら
      あれはとてもレアなお芝居、あれ観てくれたんですか?
      と仰ってくださった。

      「わかりにくい場所だったでしょ?」
      「はい。でもツイッターでオレノくんが教えてくれた通りに行ったら
      無事たどり着くことができました」
      ・・・って、今オレノくんはいないよー!!私。

      傳田うにさん
       劇団鹿殺しのRJPのLIVEでおなじみのキャラクター、乳輪デカ子さんとは
      うってかわって、この芝居の中では、実はもっとも怖い人物をクールに演じてらした。
      声が色っぽくて、美しくて笑顔がキュートなとても魅力的で好きな女優さん。



       いま、なぜイヨネスコ、そして「授業」なのだろう??

      生誕〇周年 とか 没後何年・・・といったふしめの時でもなんでもないのに・・・

      それを、この日の上演演出家である鈴木”suzukatz”勝秀さんもおっしゃっていた。

      そうなのだ、あと二つの「授業」が他の演出家キャストによって、よその劇場でも上演されるのだ。

      イヨネスコをチョイスするのも、
      数あるイヨネスコ作品の中で皆が「授業」をチョイスするのも、
      なんとも、不思議な偶然である。

      私が観たこの日の「授業」は、演出家も出演の役者陣も
      たいへん魅力的で大好きな方々、
      ほんとに、ほんとに、とても贅沢な上演で、ものすごくしあわせだった。

      周知の通り、不条理劇。

      この日、
      80年代後半〜90年代、suzukatzさんが主宰されていたザズーシアターでの上演作品も不条理だったかも・・・
      と、今まで考えたことなかったのだけど、ふと、思った。

      私が、お芝居に魅了され、観劇マニア?となったきっかけとなったのが、
      そのザズーシアターだった。
      思い入れがたっぷりあり、語らせたら、聞かされる人にドン引きされること間違いなし
      かもしれない。

      それほど、ザズーシアターのお芝居が好きだった。
      ・・・といっても、全作品を観たわけではなく、
      キャストがかわって再演されたものは観ていなかったり
      逆に、再演は観たけど、初演は観ていない・・という作品もある。

      (早稲田内で、suzukatzさんがブランチを演じられたという
      「欲望という名の電車」はもはや伝説であるが、むろん、
      私はまだお芝居も知らない頃の話だ)

      suzukatzさんのお芝居では、いつも誰かが死ぬ。

      しかし、その死は、とても美しい。

      ”LYNX-CLOUD連続上演推進会議" という終演後の歓談の場で
      そのことをsuzukazさんに言ったら
      「それはものすごい褒め言葉です」とおっしゃってくださって
      私の方がきっと、とてもとても嬉しかった。

      ザズーシアターで一貫して私が感じていたことは、
      その中(suzukatzワールド)において、体温とか、汗とかを全く感じない
      皆、冷たくて、そして、まるで無菌室にいるかのよう・・・
      真っ白で、ピュアな感じ。

      だから、今年、サラヴァ東京でsuzukatzさんの朗読劇を観る前に立ち寄った
      アツコバルーに足を踏み入れたら、いつかここで、suzukatzさんのお芝居
      (それも「銀龍草」!)を観たい、と思った。
      壁も、床も、天井も、真っ白な空間は、私の中のザズーシアターのイメージにぴったり一致したから。

      ここでぴったりなのは、「銀龍草」だなぁ、と思う一方で
      天井から鎖が吊るされているのもあってるなぁ・・・と思う。
      ・・・「リンクス」

      ・・・どちらも、ヤクが出てくる共通点があり、きっと、真っ白な空間がそう思わせるのか、
      そして贔屓の役者さん(本業はミュージシャンだけど)がそのヤクの売人で出てくるのだけど、
      そのシーンをアツコバルーで観てみたい・・・とも思う。

      「銀龍草」は、あれ一度きりの上演だけれど、カタチをかえて上演する、というのはアリです、
      とsuzukatzさんは、仰った。

      そして「リンクス」の、忘れられないそれは美しいラストシーン。

      売人アマリが、薬の代金を死者のポケットからとる。
      死んだ者からお金をとるなんて、
      なんて酷い奴なんだ、という見方もあるけれど、
      それはビジネス。
      死んだから、代償はなし、ではなく、ビジネスだから代金はいただく。
      そしてその代金分の薬を渡す。(倒れているオガワにまいた)

      2004年、伊藤ヨタロウ氏演じたアマリは、そこで、ふと立ち止まり
      代金以上の薬も、ライスシャワーのように死者に降らせた。
      それは手向けの花束を連想させた。

      オガワが生きているのか、死んでいるのか、確認のために蹴るシーンも
      あれはオガワ=佐藤アツヒロくんだったから、かるーい感じだったんじゃないか?

      1990年初演時のアマリは、思いきり蹴ったし
      薬も代金分だけばっとばらまいて終った、という。

      映像に残すことをしない、というsuzukatzさんなので、
      私はとてももったいなく思っている。
      ひたすら、目に、胸に、記憶に焼き付けておくのみ・・・。

      (過去にWOWOWで「サースト」がオンエアされた。
      横浜でのsuzukatzさん、伊藤ヨタロウさんの演劇論付き)

      書く、という動作は深く深く自分を埋もれさせてしまう
      小説家は、その深くうもれた状態だ。
      だけど、小説ではない作品、芝居は、演出すれば
      自分でなくとも、それを演じてくれる者によって浮上できる・・・・

      suzukatzさんは、観る側の私たちに惜しげもなく語ってくださった。

      (ただし上に書いたのは概要。明確な言葉が、ちゃんと出てこなくて・・・
      きちんと記憶してなくて、おばかさんでごめんなさい!!)

      来年、suzukatzさんはどんな世界をみせてくださるんだろう、
      とっても楽しみだ。


      覚書
       『LYNX』三部作
      『LYNX(リンクス)』(初演1990)
      『MYTH(ミス)』(2006)『HYMNS(ヒムス)』(2008)の
      スズカツ・オリジナル三作品のこと

      ミスもヒムスも観てない私、、、。



      2017.03.29 Wednesday

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