もうずいぶん前から「死」について考えている。
うまく言えないのだけど、
たとえばもうどうなってもいいや、って自暴自棄になって
線路に、あるいはビルの屋上から身を投げる・・・
それについて考えたりするので、それは「死」についてではなく「自殺」について、ということになるか・・・
別に私がそうしたいと思っているわけではない。
だけど、なにもかもめんどくさくなって、このまま今すぐ消えてしまいたい!!って思うときはよくある。
でも、それはきっとたんなる現実逃避。
その延長に死があるとは考えない。
だって、まだあれもしたい、これもしたい、○○へ行きたい(まだ行ってない)、○○食べたい・・・って、もう業だらけだもの。
以前、著名な先生とそんな話をしたことがあった。
その先生は、静かに語ってらした。
「簡単に死んじゃう人がいるけどもったいないと思う。どうせ死ぬならその前にとてつもないことやってからでもいいんじゃないだろうかと思う、たとえば銀行強盗とか・・・人間死んだ気になればなんでも出来るんじゃないだろうかと僕は思うんだけどね・・・」
でも、自殺してしまう人というのは、それほどのエネルギーやら欲やら浪漫やらが全くなくなってしまっているのではないかなと思う。
私自身、自殺してしまった友人がいるから、なんとなくそう思う。でも、やっぱり死ぬなんてもったいない!!と思うし、その死んでしまった友人にそう怨みごとを言ったりもした。
先生の話に戻る。
先生はなぜそんな話をされたのだろう??
最近、いい年をした大人の鬱が多い・・・という話などもされていたので、私は思わず言ってしまった
「そうなんですか?!」(先生、今、鬱なんですか?それで悩まれてるのですか?で、どうせ死ぬならとてつもないことを・・・と思われてるとか?!)
先生はあわてて「いやいや・・・」と苦笑しつつ否定されてらした。
かなり失礼な私、、、(^^;
私はその時、言えなくて飲み込んでしまった言葉があった。
先生と私の共通した知人に鬱で悩んでいる人がいたので、先生はその人のことをなんとなくふまえて言われたのだろうか??
私はその人がどういう状態なのか、本人から聞かされていた。それを先生はどこまでご存知なのだろうか?あるいはご存知ではないかもしれない・・・だけど、その場でこの話はどうだろう・・・とためらわれた。
そしてその時の私は、その人とは別にうつ病を患ってる人が周囲にいて、私までもがウツがうつってしまったような精神状態だった。(実際、ウツって伝染するそうだ)
私は共通の知人についても、そのことも言えなかったし、聞けなかった。
今となっては後悔している。
その先生とはもうお会いするチャンスってたぶんないと思うので・・・
たとえばその後お手紙で、あの時私はこう言いたかった、とかこう思ってた、とか綴ろうかとも何度も思ったけれど、やっぱりなんだかそれは無意味な気がして・・・
あるいは、読んでもらえないかもしれないし・・・・
自暴自棄になってしまうことは度々あって、だけど、その時は「私は絶対自殺なんてしない!!もったいないから!!」って言ったあの日の私を思い出すの。
それと、まだまだ生きたかっただろうに、不治の病で若くして亡くなった友人のことを。
だから先生は、そうは思ってはいらっしゃないとは思うけど、
死なないでください、絶対に!!(自らの命を絶たないでください)
そして、これもないとは思うけど、鬱にならないでください!!