朝の連続テレビ小説、毎日欠かさず・・・ってことが出来なくて、録画してみている。
・・・んだけど、これがすぐにたまってしまう。
15分番組だから一週間分ためてもいっきにみようと思えば見れるんだけど、それがなかなかみれない・・・で、週のはじまりには、今までのお話が大体説明されるので、じゃもういいか・・・と前の週録っておいたものを見ないで消してしまったりする。
先週、番組がクランクアップしたとかで、NHKで、ヒロインとヒロインの夫・草々兄さんと小草若兄さんが出ていて「あの名場面をもう一度」の寸劇をやったりしていた。
名場面その1・・・草々兄さんが壁を壊して若狭に告白するシーン
名場面その2・・・小草若兄さんの決め台詞「底抜けに〜!」
でも、私このドラマ途中から見たので、名場面を知らないんだわ・・・
最近、何かの場面(食卓を囲む)で、家族全員が「底抜けに〜!」を連発していた。
おばあちゃんまでも!
ヒロインの貫地谷しほりさん(私、ぬきちや??なんて読んでた、、(^^;)
彼女は「スウィングガール」だったのね。
ぜーんぜん知らなかった!!(これは別にこの番組では言ってなかったけど)
ドラマとあまりに違ったのでびっくりした。
そりゃ役だから、だけど、実際は結構クールでズバズバ物を言うのね〜
草々兄さんや小草若兄さんの方が役と違っておとなしくて若狭に言われっぱなし・・・って感じだったけど「このキャストだったのは奇跡」・・・と大泣きしていた。
泣くのをこらえていてとんがっていたのかも??
なぜもっと早くからみておかなかったのかしら・・・
小演劇ファンにはたまらない役者さんが、いまや小演劇ではない舞台で活躍されてるのよね〜!!
松重豊さん・・・10数年前、今をときめく鈴木勝秀氏主催のZAZOUS TEATREで主役をされていた。
メトロファルスの伊藤ヨタロウ氏とも幾たびかの共演もされているし、メトロファルスのLIVEにも登場した!!
キムラ緑子さん・・・マキノノゾミ氏(彼もNHKで活躍されている)主催の劇団M.O.P看板女優。
まだ東京進出間もない頃、関西で劇団M.O.Pをお手伝いしていた友人が「観にいってあげて」と言って、一緒に新宿の芝居小屋へ行ったのだった。
キムラ緑子さんを○○ちゃん、と愛称で呼ぶその友人が、芝居がはねたあと、マキノ氏に声をかけられてて、私はおおっ!!と思った。
私一人が観にいかなくても、劇団も、マキノ氏も緑子さんもあっという間に東京でも有名になった。
そして、小草若兄さんを演じる茂山宋彦さん。
彼は小演劇ではない。知らない人は知らない、でも知っている人は知っている、お豆腐狂言、茂山家のお坊ちゃま。(お爺様の千作氏は人間国宝!)
てゆーか、私、御本人にお会いしたことがある、しかもサインまでいただいてしまった。
その頃は今よりもまだ少年て感じだったけれど、おばさま方からえらい人気だった。(まるでジャニーズのように)
写真として登場するおじいちゃん、米倉万斉年氏、
私はこの方の描く絵が好きでエッチングを持っている(ローンで買った・笑)
そんなわけ(大変個人的な理由)で、思い入れたっぷり。
落語の演目をほとんど知らない。
「ちりとてちん」も「たち切れ線香」このドラマで知った。
「ちりとてちん」は、与太郎が鼠がかじるといけないと釜のなかにしまい腐らせてしまった豆腐に白砂糖と唐芥子の粉をまぜたものを長崎名物『ちりとてちん』だとして、気取り屋の男に食べさせる、という話。これは元の話を上方落語ではかわってそうなってるそう。
「たち切れ線香」は艶っぽいお話。
船場のさる大家の若旦さんが仕事上の付き合いで顔を出したある会合の席で呼ばれてきていたミナミの芸子「小糸」と知り合い恋に落ちる。どんどん入れ揚げお金を使うので大旦那が怒って、息子を百日間幽閉してしまう。
小糸は、毎日毎日手紙を出すが番頭がみんな隠して若旦那の下へは1通も届かない・
そして毎日何通も届いた手紙が80日でパタッと止まる。
ようやく幽閉が解けた若旦那は小糸の下へいくのだが・・・
女将:若旦那、もぉ何ぼ言ぅたかて、小糸、三味線弾かしまへんわ。
若旦那:何でやねん?
のあとの、オチがよいの。
再現フィルムで松重さんが若旦那をやってたんだけど、この劇中劇がとても面白かった。
松重さんと和久井映見さん夫婦が喧嘩、仲直りする回だったかな、一人、もう大泣きしながら見た。(映画も一人で観てるとよく泣く)
某所でちりとてちん祭りやっていて・・・(その方もとりためた「ちりとてちん」見たらしい)ああ、私だけじゃなかったのね、と喜んでしまった。
小次郎さんが結婚し、お父さん(松重さん)が文部大臣賞を受賞して、物語はいよいよ佳境へ・・・